イヅナ。

妖の字を冠したブログらしく「もっけ」という作品を通して色々妖怪のこととか書いていこうかとふと思い立つ。

先日の「ミコシ」に続きもっけ第二話で放映された「ナガレイズナ」より
レイズナーではありません流れイズナです。
ぬ~べ~に出てくる女子高生が使ってた管狐(くだぎつね)と同じようなものです。
そのキャラの名前もいずなだったかな。

同じようなものといっても管狐は管に飼いならされている狐様(動物のキツネと区分するために「様」付け)、いずなは飯綱(いづな)という法術によって狐様を他人に憑かせるというもの、といった感じで微妙に違ってくる。
また、姿はキツネに似ていて、どちらも体長は小さく、10センチ程度だとも言われてます。

とまあこんなイズナ紹介を書いてみたけれど妖怪に関する逸話は好きなものの妖怪の存在、ましてや法術だとかイタコ・霊媒師なんかは全く信じてない、というか真っ向から否定にかかる人間なのでそこらへんだけ前置き的に。

このイズナも正体はコエゾイタチだそうで。
小動物は警戒心強いから人目に付かない分、たまたま見かけられると妖怪化されることもしばしば。

……さてさてこのイズナですが、他人に憑いて気を狂わせるという話が主であまり良いモノではないんですよね。
怨恨ものや戒め的な話に良く使われます。
いわば死神的なものですね。
一方で情報収集に長けている面もあり一部神様扱いされている話もあります。
「もっけ」ではこの情報収集能力にスポットライトを当てて描かれていました。

おおまかな話の流れは主人公が流れ者のイズナに憑かれて、最初は戸惑うもののイズナの能力で思った通りに事を運び「良く出来たお姉さん」を演じ、次第に驕りが出てくる、といったもの。
要は、イズナ自体が悪いモノではなく、使い手次第でどうとでも変化するものだと。

偶然にも分不相応な力を持つと慢心的、傲慢な心が芽生えるのも必然というもの。
例えば管狐の登場するある話に一旦飼い主を大金持ちにするも、終いには裏切って飼い主を食いつぶすといったものもあり、今で言う宝くじに大当たりした人が廃人になる、っていう話と共通したものでしょうね。
ホームアローンの子とか。
自制心を持ってすればなんともないと思うんだけど、まあわからなくもないね。

イズナや管狐はそういった人間の心理の変化の描写のために生まれた勿怪……なのかな。
まあ書かれた当時、理解できないことは全部妖怪の仕業でしたし。

オカルト話よた話と、割り切って娯楽として見るのもいいけど背景にはちゃんと実生活に基づいた教訓もあるので妖怪話もなかなか乙なものです。
どんな妖怪にも話に登場させられた経緯や理由があるんです。

まあぶっちゃけ当時のオカルト好きやメンヘラが面白半分に書いたようなのが半数以上だと思うけどな!

嘘を嘘であると見抜けないと妖怪学を学ぶことは難しい。




ちなみにいづなよしつねの描くメカは大好きです。
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by byo_teng | 2007-10-14 06:05 | 日記 | Comments(2)
Commented by zin at 2007-10-19 17:33 x
イズナといったらうしとらのイズナですよね。うしとら読んでないけど。
Commented by byo_teng at 2007-10-19 21:44
ですよねー。読んでないけど。
燃えるマンガだそうで。 よみてええええ


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